真逆の世界を泳ぐ♡

気になって仕方なかった薄紫は、変容の色だった‥

42歳をふりかえる♡

明日はわたしの誕生日。

明日は私の妹も誕生日。

明日はわたしの元夫も誕生日。

 

みーんなおんなじ、6月22日。

 

元夫に至っては、生年月日、全部同じ。

 

ホロスコープでも、生まれ時間は多少違うので、ハウスはちょっと違うけれど、天体はもうぴったんこ(笑)

 

そんな2人が結婚したら、一体どうなるんでしょう?

(元夫、という時点でバレているw)

 

「ぴったりすぎても、うまくいかないのよ‥‥」

と、マッキー先生は教えてくれました‥‥。

 

そうですねー、良い時はすごくよい。悪い時はすごく悪い。

 

そんな感じでした。

 

今、思うと‥‥

 

離婚の時、自分が、自分だけが、損をした気持ちでいっぱいでした。

 

自分はつらい思いを「させられた」。こんなにも頑張ってきたのに。「あなたのために」。

「あなたのせいで」これから自分はつらい思いをしなければならない。

どうして?どうして?どうして私だけ‥‥‥

 

食べられず、寝られず、子どもにも優しくなれず‥‥

 

そんな思いで本当に辛かった。

 

どうにかして相手にも「損」をしてもらわなければ‥‥。

 

関わった人に慰謝料?裁判?

 

そんなことばかり考えている自分が、嫌だった。

 

 

そんな時、ふと、思ったんです。

 

 

「人生を無駄にしている」    と。

 

 

人生だけは、自分の残された生きる時間だけは、減る一方で増えることはない。

なのに、こうして相手に「されたこと」ばかりにとらわれて、ずっと嫌な気持ちでいる‥‥。

 

 

わたし、「損」を、自分で増やしている‥‥‥‥と。

 

 

気がついて、愕然として、思いました。

 

これ以上、1ミリも損しないためにはどうしたらいいのだろう?と。

 

考えて、考えて。ただ、淡々と、客観的に、数学的に、世界的に。プラスになる方法を考えてみようと思って、考えてみる。

 

 

出てきた答えは、

 

 

「許す」

 

 

でした。

わたしがこれ以上1ミリも損しないためには、そこにしか行きつきませんでした。

 

だってね?

 

なけなしの人からもらった、なけなしの慰謝料。それを一体、何に使えば、何と替えれば水に流せる?

 

慰謝料をもらうとは、そういうこと。折り合いをつけるのだから、水に流さなければいけない。

 

 

そんなこと、きっとできない‥‥

 

 

 

せめて相手に嫌な思いをさせる?

職場にも、ご近所にも知られて恥ずかしい思いをさせれば満足??

 

 

 

満足なんて、しない。もっと自分を嫌いになるだけ。

 

 

じゃあどうしたら???

 

 

 

やっぱり‥‥

 

 

 

「許す」

 

 

 

何度考えても、「許す」。

 

 

 

「許して、一刻も早く忘れて、自分が幸せになる」。

 

許して、娘を変わらず愛してもらう。

 

 

それが、これ以上私が1ミリも損をしない、たった一つの方法でした。

 

 

 

そう行き着いても、しばらくは悔しかった。

許す、なんて。

悔しくて認めたくなかった。

 

 

 

でもね、葛藤するうち、気がついたのです。

 

 

 

それを選んだ自分を、後でどう思うか?と。

 

 

 

それは、

 

 

「かっこいい」

 

 

でした(笑)

 

 

損、とか、得、とかでなく。

 

 

「かっこいい」。

 

 

これだな、と、思いました(笑)

 

 

 

「かっこいい」を、選んだのが29歳。

それからずっと、養育費はもちろんのこと、盆、正月、誕生日、クリスマス、入学、進学‥‥。

 

たくさんの贈り物と、たくさんのお金。

元夫本人だけでなく、その親戚からも、今も、送られてきます。

 

 

元夫が再婚した今でも。

 

 

どんなに助けられたことか‥‥。

 

 

「かっこいい」自分、を選んだわたしは、全く損などしませんでした。

むしろ‥‥たくさんの愛情を、娘にたくさんいただきました。

 

 

そして今、私は42歳。娘は高校3年になりました。

 

 

吹奏楽部を頑張った娘は、最後の演奏会にみんなを呼びたいと言います。招待をしたいと。

 

 

正直言って、ものすごく抵抗がありました。

 

 

なんだかんだ言っても、会うのは嫌だな‥‥という気持ちでいっぱいでした。

 

 

それでも、小さい頃から変わらず、元夫とその家族を、大好きでいる娘の願いは、叶えてあげたかった。

 

そして、娘の最後の演奏会を、私自身、絶対観たかった。

 

 

迷ったら、自分にこう問うのです。

 

 

「かっこいい」のはどの選択?と。

もう、損とか、得とか、関係ないのです。

 

 

そりゃあね。

答えは決まっていましたよ。

 

 

「逃げずに、会って、今までのお礼を言う」

 

これです。

 

 

ものすごーく、抵抗ありました。

すっごく、モヤモヤしました。

勇気がいりました。

 

 

でもその先にはね‥‥

 

 

嬉し泣きしながら娘の演奏を聴く、元夫、その両親、親戚の叔母様達。(団体。笑)

 

 

私の母も含め、みんなでならんで一緒に聴く演奏会。

 

 

なんだこりゃ(笑)

 

 

元夫は白髪いっぱいでお腹ぽよんになっていて、苦労してるのかなー?なんて思いました。

(ぽよんはお互い様でもあるのですが笑)

 

 

演奏会後は、娘を囲んで撮影会。

見たこともない娘の笑顔。みんなの笑顔。

いっぱい握らされるお小遣い。

私も母も、沢山お礼を言って。

 

 

この上なく、幸せで、幸せで。

 

 

うれしくて、うれしくて、家に帰ってから泣きました。

 

 

普段拝まない、仏壇拝みながら、泣きました(笑)

じいちゃんとばあちゃんに、報告しました。

 

 

 

 

42歳、最後の今日。

 

 

改めて、29歳のわたしに言いたい。

 

 

 

 

「あんた、かっこいいよ?ほんと、ありがとう!」

 

 

 

 

そして元夫くん。

きみも私と同じ日数、生きてんだ 。老け込んでる場合じゃないでしょ(笑)蟹座なんだから、しっかり家族守って、幸せに生きなされっ!

 

 

 

ふふふ。

 

 

 

明日から43歳。

 

 

 

43歳も、私、かっこよく、楽しみます♡

 

 

 えへっ♡

(長っ!笑)